社会人の「難しい英語」克服のコツ~グローバル人材育成(語学)のヒント

皆さんにとって英語は難しいものですか?それとも簡単なものですか?この答えは、皆さんがどんな側面から英語を切り取るかによって違います。たとえば発音の苦手意識が強い人が、発音という側面から英語を切り取れば「英語は難しい」となります。一方、同じように発音が苦手な人でも、「意思伝達」という側面から英語を切り取れば、「英語はそれほど難しくはない」ということになります。つまり、英語が難しいかどうかは、学習者本人の「英語の切り取り方」によって変わるということです。万人にとって共通の「英語の難しさ」を規定すること難しく、学習者それぞれの視点をどこに置くかが「英語の難しさ」と折り合いをつけるコツと言えます。

 

 

I. 英語は本当に難しいのか?

「英語は難しい」という感想は決して全学習者のものではありません。「英語は簡単だ」と感じている人もいます。特に根拠はないけれど、「英語は難しいもの」という世間の空気をそのまま受け止めて、そう感じている人もいることでしょう。まずは英語の難しさは絶対的なものではなく相対的なものであることを再確認しておきましょう。つまり、何を基準とするか、誰を評価者とするかで、その人の英語体験の濃度などで英語の難しさの体感難易度は変わるということです。

 

1.英語を難しく感じる人と感じない人の違い

1)何を評価基準とするか?

英語を難しく感じるのかそうでないのかは、何を評価基準にするかで変わってきます。例えば、発音を英語の評価基準とする場合、モノマネや音楽的感度がいい人にとっては、「英語って楽しい」となるでしょう。一方、そういうのが苦手な人にとっては「英語は難しい」となるかもしれません。

同様に、英文法を英語の評価基準とすれば、細々したルールを忠実に守るのが得意な人とそうでない人とでは、英語の難易度の感覚は違うことでしょう。

このように、英語のどの部分を使って英語を捉えるかによって、難しいかどうかの感覚は変わります。私個人に限って言えば、シンプルな発信を楽しむスタンスなら「英語は楽しい」ですが、「ネイテイブはそういう言わない」系になった途端「英語は難しい」に変わります。

2)あなたの英語の評価者は誰?

今のあなたの英語の評価者はいますか?いるのであれば誰ですか?その人はどんな英語を求めていますか?もしあなたの英語の評価者が英語教師だとしたら、文法力やテストの点数かもしれません。ネイティブスピーカーの英語講師なら、流暢さやネイティブらしい表現力あたりでしょうか?あるいは外国人の上司であれば「積極的に発言して会議に貢献すること」かもしれません。

誰も評価者がいないのであれば、あなたの評価はあなた自身が行えばよいのですから、苦手な領域に注目すれば英語は難しくなり、得意領域に注目すれば英語はそれほど難しくないものに変わります。

 

2.難しさの感じ方

1)未体験ゆえに感じる難しさ

英語が難しく感じるかどうかは、自分の中にある、「ものごとのとらえかた」の傾向によっても違います。まず実際に英語を使って仕事をしたり外国人とやりとりをしたことがない場合を考えてみましょう。「未体験のこと」に対するスタンスがここに現れると思います。未体験のことでも「いざとなればなんとかなるさ」と考える人と、「体験したことがないから怖い」と考える人とでは、英語の難しさの感じ方も違うと思います。

2)体験で感じる難しさ

今度は体験者について考えてみましょう。実際に大変な体験をした人であれば、「だから英語は難しい」となるでしょうし、わからないなりになんとか切り抜けた人であれば、「英語の知識はあんまりないけど、海外では何とかなったよ」となることでしょう。ちなみに私の場合、オフィスでのプレゼンや議論は語彙が限られていることと、内容に通じていることからあまり英語を難しく感じませんでした。一方、オフィスから一歩外に出てしまうと、ネイティブ同士のカジュアルな英語が全く聞き取れず、「砕けた会話はほとんどアウトだなぁ」となります。

3)入ってくる情報で感じる難しさ

ネットサーフィンしていると、ガチの語学サイトなどにたどり着いたりします。そうすると、今こうして英語講師をしていること自体が恥ずかしくなるくらい、皆さんの意識や英語レベルの高さに気後れすることもあります。一方、科学系の研究者がカタカナ英語でプレゼンしていたり、著名経営者のカタカナ英語でのトークを聞くと、英語に対する気後れはなくなります。むしろそういう英語で堂々と話す日本人を誇りに思ったり、その専門領域を極めていることの方に「難しさ」「自分がかなわない感覚」を持ったりします。

以上、英語を難しく感じるのかそうでないのかは、きわめて属人的で、とらえ方や、その人の性格的なことが関わっていることがおわかりいただけたかと思います。当然、ものごとのとらえ方に正解はありません。また、難しいのがよくなくて、簡単なものがよいというものでもありません。難しいからこそやり遂げたいということもあっていいし、なるべく簡単にとらえて心理的負担を軽減するのもいいと思います。ここでは、難易度というのは絶対的なものではなく、自分で自由自在に「感じ方」を調整できるものだということを抑えておきましょう。

 

II. 日本語と英語との違いに見る難しさ

日本語と英語の言語的な違いも、英語を難しく感じさせる要因です。その違いとは大きくわけて言語的な違いと、文化的違いがあります。「違うから難しい」というのは英語に限らずどんな領域にも通じると思います。したがって、英語以外でも、「難しい」と感じるものがあるときには、その難しい対象に対して「自分には理解不能」「完全に別世界」などと拙速な価値判断をする前に、まずは「違い」をいろいろ調べてみるとよいでしょう

たとえば私は高校数学を非常に難しいものとしてとらえています(中学数学は大得意でした・・・)。ということは、私の思考と、数学で求められる思考が「違う」ことが要因の一つであるように考えました。いろいろと調べているうちに、数学は「ルールを覚え、そのルールを応用していくこと」だとわかりました。それに対して私の場合、方程式を覚えて、それを応用していくことよりも、「なぜこのような方程式になっているのか?」の方に関心があることがわかりました。「なぜなぜ」思考が学習スピードを遅らせ、次々と問題を消化していく高校数学での遅れになってしまったのだと今では思います。英語も同様です。英語を難しいと感じるのであれば、何がそう感じさせているのかを探求するような寄り道をしてみましょう。

1.言語上の難しさ

1)文の構造における難しさ

韓国語をやってみるとわかるのですが、語順や文法構造がほとんど同じ言語というのは、実際の習得度合は別として、「いつかその気になればいい線いけそう」という感じがします。特に語順が同じということは、日本語の発想のままで韓国語が話せるということですから、外国語学習者にとってはかなり優位なことだと思います。ヨーロッパの通訳者が複数の欧米言語を扱えるのも、まさにこのヨーロッパ言語における語順と文法の類似性が大きいと思います。

翻って英語となると、当然、日本語とは語順も違いますし、現在完了形、冠詞、関係代名詞、仮定法など、日本語には存在しない文法も色々あります。そして文法を学ぶと、「それを使って話せるか?話せるか?」が気になりだします。おそらく知識を実践にしようとすると、知識と実践力のギャップを痛感し、英語の難しさがここでも顔を出します

「知ること」と「できること」は違います。今「知ること」をやっているのですから、それができるかどうかなんて気にする必要はありません。森羅万象全て体験したり「できる」化する必要なんてないのです。「文法は知ることをまずは楽しむ」そう考えるだけで、英語の難しさは緩和されていくことでしょう

ということで、「知ることを楽しむ(できるかどうかは後回し)」に徹してこの動画シリーズをお楽しみください。

【仮定法の世界】

「ああそうなんだ」「昔、そんなこと習った気がする…」で聞き流す。

 

【関係代名詞の世界】

「ああそうなってるんだ」「使えるかどうかはさておき、ひとまず知った」で聞き流す。

 

【準動詞の世界】

これ使えると、表現の幅は広がるけど、実際に使えるかどうかは先のことで全然かまわない。

2)音声構造における難しさ

あくまでも個人的感想ですが、私は外国人の方から「漢字が難しい」とか「読むのが難しい」とか「敬語が難しい」というのはよく聞くのですが、「日本語の聞き取りが難しい」という話を一度も聞いたことがありません。これは言語的に日本語がとても発音しやすく、かつ聞き取りやすい構造を持っているからだと思われます。

日本語は基本的に「母音のみ」か「子音+母音のセット」で構成されています。一方英語はこれに加えて「子音+子音」や「母音+子音」と言うものが加わります。たとえば、英語のspringは母音はiひとつです。一方、日本語はスプリング→su/pu/rin/guで母音は4個です。実際に音声で聞き比べると、英語のspringよりもカタカナのスプリングの方が聞き取りやすいことはイメージできるかと思います。この2語を単純に比較すると、springの方が母音という音が少ない分早口に聞こえるということです。

図にするとこんな感じですね。

 

2.文化的な違いによる難しさ

1)濃厚な自我を起点とする難しさ

文化的な違いも見ていきましょう。まず人称代名詞のしっくり感が英語と日本語では違います。Iとyouは、日常会話でもこの単語抜きでは文を作れないくらいに英語話者には浸透しています。一方日本語で「私」「あなた」となると少し感覚は違います。「私」を連発するとすごく自己主張が強い人に聞こえますし、「あなた」を連発するのも何か対立関係がそこにあるような感じに聞こえます。そのため、自分と相手の違いをあまり際立たせたくないために、「私」と「あなた」の連発を回避する傾向が日本語には見られます。

私自身、英語を話す時、やはりIとYouを頻繁に使うので、嫌でも、自分自身と相手との違いや境界線を感じてしまいます。好むと好まざるとにかかわらず、Iの連発は、濃厚な自我を生み出します。この英語の自我の強さに抵抗があると、IとYouを連発する英語を話すことへのためらいにつながります。

2)態度的な難しさ

英語で難しいと感じることのひとつは、以心伝心が通用せず、何でも果敢に言語化していかなければならないことです。言い換えると、「空気を読む」という日本の伝統芸が通用しないということです。これには理由が3つ考えられます。一つ目は、主語すなわち行為の主体や話の主題から始まるという英文構造の特性。二つ目は結論を先に言い、理由や背景は後付けという論理的特性。三つ目はそもそも以心伝心が醸成されるほど長い期間、あるいは深く外国人と付き合う機会がないということです。お互い浅い付き合いの中で理解しようとするなら、やはり可能な限り言語化しなければ誤解が生まれてしまいます。この三つ目のポイントにおいて、実際に一人の米国ビジネスパーソンと比較的長期間じっくり付き合ってみると、以心伝心や空気を読むような関係性が生まれたこともありました。

 

III.英語における様々な技術的難しさ

ここからは、英語の各種技術面から感じる「難しさ」とその難しさの克服法についても紹介します。

1.基礎編

1)つづり

小学高学年や中学一年生などに英語を教えると、つづりのハードルが案外高いことがわかります。大人はなんとなく使い分けられていますが、小学生の立場になってみると、まず、ローマ字と英語で混乱します。いっそのことローマ字は英語が十分浸透してから教えるという考えもよくわかります。ただ身近な人の名前を次々とアルファベットで書けることは、子供にとって非常に面白いことのようなので、ローマ字は身近な人の名前に限って使ってもらうぐらいに留め、英語指導のときはローマ字については敢えて触れないでおくのもありだと思います。

【ローマ字と英語の違い】

さて、大人の英語学習に戻ります。大人の場合、子供と違い、つづりが違うと減点されるようなテストがないという環境、タイピングの際、自動的に候補の単語が出てきたり、スペルミスが指摘される環境、そもそも自動翻訳を使えば、自分自身が正しいつづりを知らなくても困らない環境など、つづりを気にしなくてよい環境に囲まれています。実際、私自身、誰かと英語でやり取りしている時、ふとつづりに自信がないときは、ネットで素早く調べたりしています。

ということで、大人の場合は、つづりに関してはIT任せて大丈夫ですが、それでもつづりの苦手意識克服法が知りたい方はこちらの動画を参考にしてください。

【英語のつづりの謎を様々な角度から解説】

2)発音

発音を難しいものとしてとらえるかどうかも、本人の視点によって全く変わります。まず「自分の意図を相手に伝えること」を英語運用の最大目的とする人にとっては、発音はほとんど気にするテーマにはならないと思います。カタカナでも文の体裁がよほど崩れていない限りは通じることが多いからです。外資系時代、ほぼカタカナの英語を話す役員がいましたが、全く問題ありませんでした。英語で重要な語順が安定していたこと、話す内容の論理性がしっかり保たれていたことなども背景にあったと思います。たしかに「coffeeをコーヒーといったらコーラが出てきた」という発音あるあるもありますが、単語一語だけの会話では通じないことはあっても、文章の中で使う限り、相手はその文脈から判断してくれるので、なるべく文章で話すようにすれば、発音の問題はだいぶ緩和されることでしょう。

3)文法

実際に英語を使ってみると、日本人が苦手とする文法を省いても意思疎通に困らないことがよくわかります。たとえば、「リンゴが好きだ」とまずは英語でアウトプットしてみる。I like apple.で十分通じます。ここで「appleは可算名詞だから、an appleもしくはapplesにすべきだ」などと言ってくる人はあまりいないでしょう(一部の英語教師を除く)。何かをたった今やり終えた時も、I have done it.と現在完了形を使わずとも、I did it.でも全く意図は通じます。

それでも文法が気になる人はどうすればいいのでしょうか?

それは、自分のスタンスを明確にしておくことです。「今は知識としてまずは知っておきたい」というスタンスを設定する。次に、そのスタンスに沿って好きなだけ文法を勉強する。ただしそこで一点注意すべきこととして、知識を得たからといって、すぐに正しい文法を反映した英語が口からスラスラでてくることは期待しないことです。ここを気にしすぎると、なかなか話せるようにはなりませんので、ますます「自分は文法ができないから話せない」という心情が強くなってしまうからです。

4)語彙

語彙学習を難しく感じる要因の一つとして、「使用頻度の低いものを暗記しようとする」ことが考えられます。実際に英語でビジネスをしている人が語彙で困らない理由もこれと背中合わせで、「使用頻度の高いものを使っている」ために、無理やり単語を暗記する必要がないからです。

ビジネスパーソンとして伝えたいのは、「使用頻度の低い英単語を無理に覚える必要はない。よって記憶力はビジネス英単語にはほとんど関係しない」ということ。その一方、英単語は無理に覚えなくていいが、氾濫するカタカナや略語は、トレンドをキャッチするセンサーなので、目につくものは、その都度、定義を確認したり、略語ならば正式名称を確認することをお勧めします。

【略語から学ぶと、単語の暗記という感覚はなくなる】

【どうせ単語を学ぶなら、今の時代を嗅ぎ取るための現代用語から】

 

時事用語に注目すると、英単語への苦手意識は、タイムリーな用語への関心にシフトし、結果として、英単語学習への苦手意識が解消されていくことでしょう。苦手意識が解消されるということは、もうわざわざ単語だけを抽出した学習をしなくなるということでもあります。私自身、大学受験以降、英単語学習はほとんどやっていません。運用の世界では、それよりも、既知単語ばかりの英文が読めなかったり聞き取れなかったり、思うように話せないという4技能の課題の方を実感しました。

ということで、次は4技能における難しさへ進みます。

2.四技能編

1)スピーキング

ほとんどの場合、スピーキングは実際に英語を使っていないことによる自信のなさや不安が難しさを引き寄せているだけのように思います。それだけ私たちの完璧主義、間違うことへの恐怖が根深いということですね。しかしこの二つの障害も、実は自分が発信する英語を受け取る相手次第で変わります。お互い間違うことを気にしない仲であれば、この二つは消えます。捉えどころのない世間や他人の前で英語を話すことを想像するより、間違いだらけの英語でも気にせず使い合える仲間を見つけることから始めれば、スピーキングの難しさは雲散霧消となることでしょう。

【図解スピーキング攻略】

とらえ方次第でスピーキングの難しさの感覚は変わる。

2)リスニング

リスニングは、全て自力で理解しようとするのか、字幕等のサポートツールを活用するのかで難しさの感覚は変わります。もちろん、自力で理解できるに越したことはないのですが、仕事でのリスニングは待ったなしなので、たとえば、話している言葉をそのまま文字化する音声文字変換ツールなどを使えば、リスニングの問題を「英文リーディング」に転換させることも可能です。これは動画の英文字幕も同様で、リスニングの難しさの問題は、英文字幕リーディングの問題に置き換わります。

こうしたリスニングの抜け道は色々あるものの、やはり自力で理解したい方の「難しさ」克服の道筋はこのようになります。

≪リスニング課題をリーディング課題に置き換える学習ステップ≫

●STEP1:動画に日本語字幕設定可能であれば、それを使って内容を理解しておく。

●STEP2:字幕を英語に切り替えて、リーディングとして理解する

●STEP3: 字幕なしで動画を視聴する

リスニングの難しさ克服のコツは、リスニングの難しさの手前にあるリーディング、すなわち字幕の速読力鍛錬に目線を移すことです。まさに、押してダメなら(聴くだけでダメなら)、引いてみな(リーディングでがんばる)という感じですね。

リスニングの鍛え方は以下の関連記事を参照してください。

*関連記事

 

3)リーディング

リーディングでの難しさも、リスニング同様、全て自力で理解しようとするのか、ツールの力を借りるのかで変わってきます。リーディングの場合、情報収集だけが目的であれば、自動翻訳を使えば目的はほぼ達成されます。一方、読解精度にこだわるのであれば、自動翻訳と自前読解とのハイブリッド型学習もお勧めです。

≪自動翻訳と自前解読のハイブリッド学習の手順≫

●STEP1: 書かれてある内容を早く知りたい英文コンテンツを自動和訳して読む。

●STEP2: 自動和訳で概要を理解した上で、原文をじっくり読む。

原書と和訳版があるものであれば、最初に和訳版を読んで内容が分かった状態で、原書を読むのもお勧めです。ただしこのやり方で挫折しないコツは、和訳版の内容を二度読みしたいくらい気に入っているもので行うことです。これを英語学習を目的としてしまうと、元々それほど興味のないものだと途中で挫折してしまうからです。ここから言えるのは、リーディングの心理的ハードルを下げるには、英文そのもののレベルの吟味よりも、内容への関心を一番に本を選ぶことをお勧めします。

4)ライティング

ライティングは、どのような用途で書くのかによって、またコピー&ペーストに抗うのか受け入れるのかでも難易度は全く変わります。例えば論文や専門書を書こうとしたら、難度もグーンと上がります。ただこういう領域でも難度克服の道はあります。自分が書こうとしている専門領域の英語文書に目を通して、大まかな章立てや段落構成、英文表現を確認しておくことです。一方、日常的なくだけたやり取りであれば、あまり英語の間違いに神経質でない相手と日頃から英語でSNSなどを楽しめば十分でしょう。また、ビジネスライティングであれば、話したい内容もおおよそ定型化されていることもあるため、市販のビジネス英語教本を読むなり、オフィスで飛び交う英文メールを真似すれば十分でしょう。

 

IVまとめ

英語の難しさは、本人がどの領域で英語を捉えるかによって全く変わってくることがおわかりいただけたかと思います。「英語は難しいもの」という前提で、今日からガチで勉強を続けるのもありでしょう。一方で、英語を様々な角度からとらえ、自分にとってそれほどハードルが高くなく感じる領域で伸ばしていくのも一計です。これは学習者の時間感覚によっても違うでしょう。たっぷり時間があるのであれば、その難しさを克服するために、正攻法でやっていけばいいでしょうし、なるべく早く身に着けたいと言う方は、英語のとらえ方をここで再検証してみることをお勧めします。

 

 

 

 

 

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