英語学習のやる気が出ないときの対処法20選~グローバル人材育成(語学)のヒント

英語学習法は色々ありますが、そもそもやる気が出ない時は、どんな方法も無力だったりします。そんな時は、いろいろな方法を試す前に、やる気がでない原因を色々と自分なりに想い起してみることをお勧めします。たとえば、英語のやる気が出ない背景には別のやりたいことがあるのがわかったりします。たくさんの「しなければならないこと」「本心とば別の動機でやろうとしていること」に囲まれていると、「本当に望むこと」が見えにくくなったりします。かりに英語が「しなければならないこと」で、「本当に望むこと」でないことがわかったとしたら、それはそれで大収穫です。英語をあきらめろということではなく、これまでと違う英語との新しい向き合い方が見つかるかもしれないからです。

 

I.「やる気が出ない😿」の背景

1.そもそもやる気が出ないことは悪いことなのか?

まず最初に、今回は通常の記事よりも文字量が非常に多くなっていることをお断りしておきます。なぜそうなったかと言えば、「やる気がでない」は、英語学習においてもっとも重要な課題であり、その課題との折り合いの付け方さえわかれば、英語の問題はだいたい何とかクリアできると思われるからです。

何かに行き詰まったとき、その前提を疑うことから始めてみましょう。今回のテーマは「英語学習のやる気が出ないときの対処法」です。まずは「やる気の出ないこと」は悪いことで、「やる気が出ること」は良いことという前提を疑ってみます。私たちは刻一刻変化を続けており、同じ状態にとどまることはありません。「やる気が出ている状態」が良いことだとしても、ずっと同じ状態をキープすることは難しいです。このように「やる気が出ている状態」が不連続的だとすれば、一方の「やる気の出ない」状態も同様に不連続的だと言えます。つまり「やる気の出ない状態」は長い人生の一場面を切り取って見ているだけだとわかります。たとえ英語以外のことであっても、やりたいこと、気になること、その時々の純粋な好奇心に沿って生きている限り、英語に関しても何らかの道筋(どのように、どの程度、いつぐらいまでにやればよいか、など)が見える日が必ず来ます。不思議なもので、その日を狙わないほど、やる気を探し求めないほど、それぞれの学習者に適切なやる気は訪れます。ですから、今この一時、あるいは過去においてやる気が出なかったことはあまり気に病む必要はありません。「やる気」や「継続」など、善きものとしてこれまで疑わなかったものと適度な距離をとり、リラックスしながら時の流れに身を任せましょう。

2.やる気なさの猫😸を飼いならそう

私自身、特段やる気もなく、どちらかというと消極的な気持ちでありつつ、気が付くと続けていることがいくつかあります。その代表格が筋トレと語学です。こんなにやる気がないのによく続いているなぁと関心するくらいです。ときどき、もう少し本格的にがんばってみてはどうだろう?と自分に問いかけるのですが、答えはいつも「他にもっとやりたいことがあるから、筋トレと語学には何も期待せず、できるときにチマチマやっていこう」という結論に落ち着きます。思い通りに懐いてくれない猫のように、程よい距離を保ちながら自分のやる気を見守っていく。皮肉なことに「やる気」も「継続」も自分からあまり執拗に追いかけない方が、向こうから近づてくれるようです。

とはいえ、このまま放置して、やる気が出ない状態を甘受するのも悔しいので、私なりに20策ほど提案してみようと思います。まずはこの20策に「やる気が出ないときの切り抜け方はたくさんある」というメッセージを込めました。私自身やる気の出ないときや一つの方法に飽きたとき、方略を色々変えることで何とか持ちこたえました。もしも絶対的な学習法一つにこだわっていたら、きっと続かなかったと思います。「AがダメならB。Bに飽きたらC」という気持ちの切り替えはとても大切です。そのためにも方略は一つ二つに限定してしまうより、なるべくバリエーションを持っていた方がよいでしょう。20策にはそういう意味合いもあります。また、この記事をきっかけとして、皆さん各自に合った方略を見つけていただきたいという願いもこの20策に込めました

3.やる気のなさ4グループ

 

1)やる気のなさを2軸でカテゴリー化

ひとことにやる気が出ないと言ってもその実態は人それぞれ違います。そこで本記事ではやる気のなさを、二つの軸で整理してみました。横軸は英語の必要性の有無、縦軸は英語学習法を知っているか否かです。つまり、英語が必要なのにやらない人と、必要じゃないからやらない人とでは対処法が違うということです。また、何から手を付けていいかわからない人と、やり方は十分知っているのに実行に移さずにいる人とでも対処法は違います。

2)必要性も低く、やり方もわからないケース(グループA)には「方法通」

まずは英語の必要性も低く、学習方法もわからないケースです。そもそもやる必要のない状態でやる気を出すのは決して容易なことではありません。ただ、やり方がわからないことに関しては、ちょっとやり方がわかるだけでやってみようという気持ちが生まれる可能性はあります。このケースでは、実際の英語学習以前に、世の中にあまたある英語学習法を色々とリサーチしてみることをお勧めします。英語学習の最初の最初のステージとして、ちょっとした英語学習方法「通」を目指すのです。つまり、実際にはまだ勉強は始めていないけど、有効な習得法や理論は知っている状態を作っていくということです。

3)必要性はあるが、やり方がわからないケース(グループB)には「快フィルター」

この状態では、自分にとって楽しいとか、成長を実感できるとか、とにかく快適な学習法を優先することがポイントです。逆に言うと、たとえ効果があると言われても、それをやって苦痛な学習法であれば、無理にやることはないということです。このブログでは音読の効能を提唱してきましたが、これすらも自分にとって億劫であれば黙読一辺倒でも構いません。そもそも音読に黙読ベースで英文が理解できるという前提がありますから、黙読はその前提部分を鍛えている段階だと考えればいいのです。

4)やり方はわかるが、必要性が低いケース(グループC)には「ネタ充電」

やり方を知っているのに実行に移さないというのは、割と手ごわい状況だと思います。そういう状態のときは無理に英語を学ぶ理由を探すよりも、思い切って英語を手放すのもありだと思います。英語といっても所詮自分の中にあるコンテンツを伝えるツールに過ぎません。そのコンテンツが膨らめば膨らむほど、英語の発信も豊かになっていきます。逆に言えば、話したいことがあまりない状態で表現ツールだけ磨いても、実際の会話はさほど豊かにはなりません。したがって、この時期は、英語に乗せて話す内容の充電期だととらえ、今やるべきこと、やっておきたいことに集中しましょう。

5)必要性もあり、やり方もわかるケース(グループD)には「境界線撤廃」

「英語の必要性もあるし、やり方もわかっているけど、それでもやる気が出ない」という状態は4グループの中で最も手ごわい状態と言えるでしょう。とはいえこの状態を体験している方は決して少なくないと思います。仕事Aの締め切りが明日に迫っているというのになかなか手を付ける気にならない。ついつい他の仕事ばかりやってしまい、本当にギリギリになってやっと着手する。「ああもう少し早く始めていれば…」と思いつつやっと重い腰を上げる…。実はブログ筆者である私自身がこのタイプです(涙)。苦肉の策として、別の仕事のためにまずはパソコンに向かい、本命の執筆については、画面に一行だけ入力し、「着手した」という痕跡を残す。そしてまた別の仕事に戻り、また気が向いたら2行目を書く。いつもそんな感じで、執筆、他の仕事、趣味との間の境界線をあいまいにしておきます。つまりいつもなんとなくはじめてなんとなく終わっている感じで、「さあ始めよう」とか「ああ終わった」という執筆の開始と終わりの明確な境界線を引かないようにしています。結果、このあいまいな境界線のおかげで、気が付くとそこそこ書いている、書き終わっているという状態になっていること多いです。始まりと終わりの境界線の撤廃や曖昧化は私のように腰が重いタイプにはかなりお勧めです。

II. 必要性も低く、やり方もわからないケース(グループA)

1.特徴とツボ

それでは早速それぞれのケースを見ていきましょう。「必要性も低く、やり方もわからない」状態はある意味無敵だと言えます。そもそも英語を使う必要性もないのだから、やらなくても何も困りません。一方、やり方を知らない状態なので、ちょっとしたやり方を知るだけで、状況はゼロから1に大躍進できます。別にやらなくても困らないという状態は、焦りや執着とは無縁なので、このリラックスした状態が諸々善きものを引き寄せてくれます。次に実際に紹介する対処法もやってもやらなくてもよいものばかりです。気になったものがあれば、少し試してみましょう。

2.お勧めの対処法

1) 自動翻訳通になる(対処法①)

機械が自分の言いたいことを訳してくれる。これほど楽な状況はありません。やる気が出ないときは、このように徹底的に他力本願でいきましょう。やり方は簡単。ごろ寝でもしながら、自分が言いたいこと、英語ではどういうのか知りたいことを、スマホのGoogle翻訳に日本語入力しては英訳するだけです。それを音声ボタンで確認したら完璧です。以下に、日本語を自動英訳させるときと、英文を自動和訳させるときのポイントをまとめておきます。

<英訳のポイント>:❶日本語文は1文1メッセージでなるべく短くする。❷主語(~は、~が)と所有格(~の)は省略しない。❸「首が回らない」など慣用的な表現は使わず、「困っている」などの具体的な表現にする。ちなみに前者はI can’t turn my head around debt. 後者はI’m in trouble with debt.とGoogle 翻訳では訳される。❹ひらがなはなるべく漢字で表現する。

<和訳のポイント>:❶長い英文は短く区切ったり、改行する。❷長い英文はコンマを入れてみる。❸分量が多いと訳し漏れ箇所がある可能性もあるので、自分でもある程度英文を読んでおく。

このように機械に適切な翻訳をさせるために元テキストに調整を加えることをプレエディット(前編集)、自動翻訳された英文を人間の手で調整することをポストエディット(後編集)と言いますが、やる気が出ないときは、プレエディットだけで十分ですし、場合によっては、プレエディットなしで自動翻訳して、その違和感をただ観察しているのでも構いません。自動翻訳された英文に違和感を感じる、間違いを見つけるというのも立派な英語学習です

2) 動画学習通になる(対処法②)

コレクター気分で、手当たり次第英語動画にアクセスしてみましょう。私はこれを中国語動画でやっているのですが、一番重要なのがそこで遭遇した新出語彙をいちいち覚えようとしないことです。なぜならば、これをやり出すと、そもそも先に進めませんし、それが覚えるべき頻出語彙なら、他の動画で再会する可能性があるからです。私は中国語初心者なので字幕は不可欠なのですが、英語の場合、字幕の表示有無はその時の気分でやればよいでしょう。ただし、自動字幕の場合は注意が必要です。まず音声ではピリオドが認識できないので、動画再生中はずっと文が区切られることも終わることもなく続きます。再生された英単語が文脈にそぐわず、機械が聞き違えている場合もあります。固有名詞なども何か別の一般名詞として再生されていることもあります。私はこういう場面に遭遇するときはこう考えるようにしています。「非ネイティブの私でも機械より正しく理解できることがある。機械翻訳に丸投げには限界があるから、やはりユーザーにも英語力はある程度必要」と。

3) 学習法系書籍やネット情報を読み漁る(対処法③)

実際に英語ができる人を目指す前に、英語学習法を語れる人を目指してみるのも面白いと思います。今回のコロナ禍で専門家とは何ぞやと考えるようになった方もいらっしゃると思います。少なくとも私は、コロナ禍をきっかけとして、もう素人と言うだけで、専門家を過信したり、専門家に丸投げすることは止めて、自分なりに情報のスクリーニングをしていこうという気持ちになりました。これまでの学習量や持っている情報量は専門家の足元にも及ばない。それでも、どんな領域であれ、「自分はこう思う」「こうすればいいんじゃないか」といった思考は育てていこう。専門家はその素人に客観性を与えてくれる情報リソースだから、過信しない程度に尊重し感謝しつつその情報を受け取る。そう考えるようになりました。これは英語も全く同じです。ですから、英語力のレベルを問わず、巷の学習法に関する書籍やネット情報をかき集め、自分なりの「私ならこうやる」という英語学習法をイメージしてみましょう。コツは、「じゃあ実際にその方法でどれだけ英語ができるようになったんだ?」という問いをしないことです。そもそもその問いに向かって実践しているころには、すでに「やる気が出ない」という問題とは無縁になっているわけですから。

4) TOEICや英検通(≠ハイスコア所持者・級所持者)になる(対処法④)

やる気が出ないとき、先にTOEICや英検の申し込みをしてしまうのも一計。受験料は決して安くありませんので、経済的に損をしたくない心理が働いて受験地に身体が向かいますし、受ける以上は多少対策めいたことをして少しでもよい成績を納めたい気持ちも生まれます。そして何よりもお勧めする理由は、実際に受験会場に行ってみると、自分と同じように英語と格闘している仲間(心の中だけですが)たちに会えるということです。学生なら会場にあふれている学生たちに感化されるでしょうし、中高年なら中高年で、若者に混ざって受験する彼らの姿に何かを感じることでしょう。誰一人知人はいない会場なのですが、不思議な一体感、同志という感覚に包まれます。また普段は入れない様々な学校の校舎の中を見られることも好奇心をそそります。ネット上でなんでも学べる時代になった今でも、やはり学び舎という物理的スペースはあるに越したことはないなぁと感じたりもします。真剣な受験者にとっては不謹慎かもしれませんが、気分転換、受験会場という「場」の空気を味わうために受験を申し込むのも「やる気」への良い刺激になると思います。

※TOEIC受験情報

※英検受験情報

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5)カタカナ・略語通になる(対処法⑤)

私は自分のビジネス感覚・業界感覚をアップデートするために、よくEXPOに出向き、様々な業界トップの講演を聞きます。その際実感するのが、膨張し続けるカナカナや略語の存在です。昨年までは気が付かなかったのですが、今年は演者のプロフィールを読み上げる司会者が皆非常にしんどそうでした。大人数の前での緊張もあるのかもしれませんが、私はその原因は演者の肩書・著書・勤務先などにあふれるカタカナや略語の多さに起因していると思いました。実際、講演が始まってからも、私は次々と展開される耳慣れないカタカナや略語をスマホで調べるのに忙しかったです。こうした体験から思うのは、ビジネス英語云々の前に、英語の語彙力問う前に、日本語における膨大なカタカナと略語にまずは馴染む必要性です。ネットで「現代人が一日に受け取る情報量は江戸時代の1年分、平安時代の一生分」という記事を見つけたのですが、これは肌感覚でもわかります。この指数関数的に膨張する情報氾濫時代を楽しむヒントが、略語やカタカナと遊ぶライトな感覚です。英語学習のやる気が出ない時は、今の世の中にあふれるカタカナ用語や略語について気まぐれにネットサーフィンしてみるのもよいでしょう。もちろんここでも、都度に覚えようとしなくて大丈夫。そもそも覚えるべきカタカナや略語はこれからも頻繁に登場するので、嫌でも浸透していきます。一例としてESG(Social/Environment/Governance)投資も、無理に覚えようとしなくても、投資に感心があれば自然に自分の語彙棚に入っているはずです。SDGsも当初は言いづらさを感じていたのですが、今では誰でも普通に使っているのと同じですね。

【カタカナ・略語を2分で学ぶ動画】

III.必要性はあるが、やり方がわからないケース(グループB)

1.特徴とツボ

英語の必要性も英語学習のやり方も知らなかった状態から、今度は、英語の必要性はあるけれどそのやり方がわからない状態について見ていきましょう。この状態は前項の「英語の必要性もなく、やり方もわからない」状態より少し厄介だと思われます。なぜならば、英語の必要性を認識しているのに学習に舵を切れていないという時点で、英語学習に対する腰の重さがあるからです。それを阻んでいる要因として、具体的にどうすればいいかが描けていないことも大きいと思います。この状態のときは、どんな方法であれまずは秒単位・分単位でやってみることと、敢えてバランスなどを気にせずに、すぐに行動できそうな方法を試してみることです。あれこれやってみること自体楽しめる方であれば、これを機会に色々試してみましょう。一方、あまり方法論に振り回されたくない方であれば、何か一つ「これなら抵抗なくできそう」「これなら気持ちよくできそう」というものに絞ってやってみましょうつまり自分の中の「快フィルター」をフル稼働して、気持ちよさ、快適さ基準で色々試してみるのです。

2.お勧めの対処法

1) なんでも1分(対処法⑥)

文字通り、どんな方法でもいいので1分やってみることです。例えば、英語学習関連の書籍を読む時、「はじめに」や「目次」だけをざっと読んでみましょう。それで興味が出てきたら、興味のある章だけを読む。それ以上気が進まなければ、「手垢をつける」で止めておきます。実は英語学習において、この「手垢をつける」という考えは非常に重要です。一切触れていない本と、序章だけでも読んだ本では、その先を読むときの気分が違うからです。もし「1分ならなんだってやれそう」という気分になってきたら、自分が一番敬遠しがちなことをやってみるのも一計です。たとえば私自身、音読の心的ハードルが高く、黙読までは何とかこぎつけられても、音読にまで至らないということがよくあります。こうやって原稿を書きながら何か音読してみましょう‥‥はい、早速やってみました。わずか1-2文程度の音読でしたが、滑舌の練習にもなったし、日本語100%の私の思考回路にわずかながら英語を注入した感じを味わうことができました。このように文字通り1分だけやったら、他のことに戻って構いません。ここで「せっかく1分やったんだから、もう少しちゃんとやろう」という気持ちになれたらラッキーです。もちろんそうならなくても気にしないこと。「1分でも手垢を付けたらOK」ととらえる軽さが「なんでも1分」を続けるコツです

2)なんでも英訳(対処法⑦)

これは私自身、中国語で実践しているやり方です。中国語の場合、漢字を見たときにピンイン(中国語版ローマ字のようなもの)が浮かぶかどうかが肝です。町中にあふれる漢字を見つけては、「新宿⇒シンス」「品川⇒ピンチュアン」というように頭の中でピンインを展開します。英語もこれに準じて、町中の日本語や頭の中に浮かんだ日本語を英語にしてみましょう。ためしに自動翻訳ではこんな感じになります。

無修正日本語「鶏口牛後を望み、自営業を選んだ」を自動英訳すると「He chose to be self-emloyed because he wanted to go after chiken mouth beef. 」が出てきます。この自動英訳をさらに自動和訳すると、「彼はチキンマウスビーフを食べたかったので、自営業を選びました」で明らかに不自然な英語です。ここで主語「私は」を入れ、「鶏口牛後」という慣用句を具体的な表現に変え「私は大きな組織の従業員より、小さな会社のオーナーを選んだ」という日本語に修正しました。これを英訳させると、「I chose the owner of a small company over the employee of a large organization.」と出てきます。この英文を自動和訳しても元の日本語とほぼ同じ和訳が出てきますので、これをもって「自分が言いたい鶏口牛後のニュアンスを英語で表現できた」と考えることができますね。

3)敢えて偏食(対処法⑧)

どんな方法で学習を始めてよいかわからないときは、「どんな方法なら自分にできそうか?」と想像してみましょう。特にやる気が出ないときは、能動的なものより受動的なものの方が抵抗なくできるかもしれません。音読より黙読、読むよりは聞くだけ、という感じですね。このように自分が抵抗なくできそうなアプローチ一本に絞り込むと、「他の技能が置き去りになってバランスが悪くなってしまうのではないか?」「黙読ばかりでは英会話力が全く鍛えられないのではないか?」といったバランスへの不安が出てきます。そんな時にはこの図を見て、「英語4技能はお互いに関係しあっているから、自分の気が向く一つの技能に特化してもも大丈夫」としておきましょう。

【英語4技能関連図】

ただ好きな動画の視聴だけを楽しんでいたいという方には、こちらの記事もお勧めです。

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4)違う外国語をかじる(対処法⑨)

私はこれまでたくさんの英語嫌いな方に英語を教えてきました。そこで一点気を付けていることがあります。それは苦手な英語に足を引っ張られることなく、皆さんに自分の好きなことや得意領域での関心や才能を伸ばしていただくことです。もちろんビジネスでは、せっかくのアイディアやスキルを英語力不足が邪魔することもありますので、一定のレベルまで英語力を向上させることビジネス遂行力鍛錬という見地からもとても大切なことではありますが。これを外国語に応用すると、英語が苦手だからと言って、他の外国語もそうだと決めつけるのはまだ早いということになります。実際に英語学習法セミナーで体験したのは「中国語はやっていて楽しいけれど、英語は楽しくない」や「せっかく現地で身に着けたタイ語をあきらめて、英語にシフトすべきかどうか迷っている」というように、英語を他の外国語とのバランスの中で相対的に捉えている方の存在です。人と人に相性があるように人と外国語にも相性があります。英語に重い腰が上がらないのであれば、「本当はやってみたい外国語」について少し目を向けてみましょう。以下、私の中国語・韓国語・フランス語学習からの感想を紹介します。他の外国語をかじってみることで、英語の易しいところと大変なところが浮き彫りになることがわかります。

<中国語学習でわかった英語の特性>:❶中国語の発音に比べるとカタカナでもかなり通じる英語は発音的にはかなり楽に感じられる❷中国語の四声は間違うと全く伝わらないが、英語のイントネーションはそこまでシビアではないからこれも英語の方が楽。❸基本語彙をゼロから学ぶ中国語から比べると英語の語彙学習の方がやはり楽(上級語彙はキリがないのはどの言語も同じ)

<韓国語学習でわかった英語の特性>:❶語順が日本語とほぼ同じ韓国語は、発信において英語よりもかなり楽に感じられる ❷日本語の漢字から推測できる単語がかなりある(ハクセン⇒学生、ヤクソ⇒約束、サジャン⇒社長)

<フランス語でわかった英語の特性>:❶名詞に男性・女性があり、それに形容詞も呼応して適宜変化するが、英語ではそういう判別が不要なので英語の方が楽に感じられる❷主語によって動詞が活用変化するが、英語の場合は、I study⇒He studiesぐらいの変化しかないので、断然英語の方が楽 ❸名詞の性別の判別、それに呼応した形容詞の判別、主語に呼応する動詞の活用変化のルールは膨大で覚えるのが大変だが、文法に準じているかどうかの判断は自分でもできる。一方、英語はそのような煩雑なルールがないので割と早い時期に英文を自分でも作れるようになる。その代わりとして、「文法的には間違ってはいないが、ネイティブはそう言わない」という表現の自然さについては文法的チェックではカバーしきれず、常に自信のなさが付きまとう。

5)敢えて責任転嫁(対処法➉)

これはどの4グループにも当てはまることですが、英文を読む時の読みにくさ、英語を聞く時の聞きにくさの原因は、決して学習者側だけにあるのではないことを認識しておきましょう。例えばリスニングにおいて、何十個のコンテンツを聞けば、その中にひとつぐらいは割と聞き取りやすいものがあるはずです。その時の英語の特徴を観察しておきましょう。

<聞き取りやすい英語の特徴>:❶きっちりと区切ってくれている ❷「Not at all =ナラロー」のような音声変化は最小限に留めている ❸プレゼン時にはスライドに沿って話してくれているので聞いていて迷子になりにくい❹聞き手に伝えようとする熱量がある ❺日本語通訳を聞いてももわかりやすい内容(通訳さんも通訳しやすい)

聞き取りにくいものはちょうどこの逆だと考えればよいでしょう。実際に私自身もこの両極端なケースを体験しました。とある国際的なイベントで、二人の英語プレゼンを聞く機会がありました。1人目は、わかりやすい英語そのもので、特に区切り方が見事でした。一方二人目は、来日ができなかったために動画でのプレゼンでした。1人目と打って変わって全く聞き取れませんでした。最初のプレゼンターのような区切りが全くなく、ずっと英語が30分間途切れなく続く感じでした。スライドもどこを話しているのか把握するのに苦戦。最後同時通訳レシーバーを使って日本語で聞いてみたのですが、やはり日本語で聞いても英単語が日本語の単語やカタカナに置き換わっているだけで、メッセージとして全く内容が入ってきませんでした。録画された動画だったので、そもそも会場の人に向けて話すという意識が薄かったのかもしれませんし、私の英語力不足によるものだったのかもしれません。ただ、こういう時は英語プレゼンもピンキリだというとらえ方で、あまり自分の能力不足を責めない方がよいでしょう。少なくとも私は前者のプレゼンターのように、しっかり区切って相手に向かってメッセージが届くように日英共に話そうと思いました。 

IV. やり方はわかるが、英語の必要性がないケース(グループC)

1.特徴とツボ

やり方はわかるけれど、そもそも英語を使う必要性がない状態ですと、やはりやる気は出にくいですし、続きにくいものです。昨今、英語学習法に関する情報はその気になればいくらでもアクセスできますので、やはり「英語を使う機会が現在もこれからもないだろう」という環境の問題は大きいと思います。そういう環境に打ち勝つために、英会話レッスンを受けたり、精力的に自学を展開することも可能ですが、そういう熱量が高い人たちは、そもそもやる気が出ないという問題はそれほど強くは感じていないことでしょう。

ここをクリアしていくにはどうしたらよいのでしょうか?

一つの方向性として申し上げておきたいのは、英語はしょせん自分の中にあるものを表現するツールに過ぎないので、無理に英語学習のモチベーションを上げようとしなくても、その肝心の自分の中身を熟成させることも長い目では英語学習に貢献しているということです。育児真っ最中なら心置きなく育児をやる。ビジネスの勝負時ならばそこに100%注力する。病気なら治療に専念する。つまり「英語なんかやってる場合じゃない」のが今の状態なら、その状態を味わい尽くそうということです。長い目で見れば、今体験していること全てが将来英語を話すときの魅力的なコンテンツとして報われることでしょう。

とはいえ、数か月、何年もの間、英語のブランクを空けてしまうことに抵抗がある方向けにいくつか対処法を挙げておきます。

2.お勧めの対処法

1) ただ音を感じる(対処法⑪)

好きなアーティスト、好きな著述家など、ただ彼らが発する音楽や言葉を「音として」感じてみましょう。特に音楽であれば、その旋律から感じるメッセージもあることでしょう。音楽を十分堪能したら、ネットで歌詞を検索して、今度は歌詞を味わいましょう。最近は和訳が併記されていることも多いので、それを使っても構いません。好きな音楽に浸る時間はもはや英語学習というよりも、リラックスタイム。聞き取れないところもところどころあるかもしれませんが、まずは英語の音から出てくる雰囲気を満喫しましょう。

2)フォントやレイアウトを楽しむ(対処法⑫)

音を楽しむように、文字も楽しみましょう。生徒さんからTOEICクラスで非常に興味深いコメントをいただきました。あるフォントだとスーッと読めるが、別のフォントだとたちまち内容が頭に入りにくくなる、と。視覚センサーが鋭い生徒さんだったのかもしれません。英文を見るだけで圧迫感に襲われる場合には、まずはその英文を自分のパソコンにコピぺして、いろんなフォントに変えてみても面白いかもしれません。私が個人的に気に入っているフォントはビジネス系で多用されるArialと愛嬌のあるCommic Sansというものです。少し格調高めで行きたいときにはTimes New RomansやCenturyなども織り交ぜます。

3)低頻度という縛りを敢えて作る(対処法⑬)

自宅筋トレで数年続いているやり方があります。それは毎日やってはダメで、必ず1日以上空けてやるというものでした。私はその筋トレの「毎日やってはいけない」というフレーズがいたく気に入り今日に至っています。これですと2-3日ブランクがあっても、もともと「連続してやってはいけない」というフレーズに助けられ、全く罪悪感や敗北感を味わうことなく再開できるのです。これを英語学習に応用して、「絶対毎日やってはいけない」とか「一度勉強したら2日以上間隔をあけること」という低頻度縛りを自分にかけてみても面白いかもしれません。実際、記憶定着は毎日絶え間なく同じ単語をインプットし続ければよいというものでもなく、一度インプットした後、数日から一週間ぐらいたった後で復習した方がかえって身に着くこともあるようです。「今私は目前の仕事に全力を注力しなければならない。英語学習する場合でも一日30分以上やってはいけない」というように敢えて超えてはいけないラインを引いてみてもよいでしょう。もちろんそのライン内に学習を留めるもよし、ラインを超えるのも良しですすが、「毎日1日30分以上やること」という通常の縛りよりはかなり気分的には楽になると思います。

4) やる気は寝て待て(対処法⑭)

やる気がある状態が本来の姿で、やる気が出ない状態が逸脱状態。こういう二項対立から脱却し、そもそも「英語学習を頑張るのが善で、頑張らないのが悪」という妙な刷り込みはどこから来ているのかちょっと考えてみてもよいでしょう。現代社会では、英語に限らず、「勉強している人は偉い」という価値観が割と浸透している感じがします。ただそもそも「勉強」の中身は色々あって、ひたすら知識のインプットの勉強もあれば、自分でいろいろと考える勉強もあり、ひとくくりに「勉強=善」とは言い難いところがあります。こういうふうに考え出すと、今英語学習に気持ちが乗らないことも、決して残念なことばかりではないように思えてきます。また、今無理やり自分に仕向けた「英語学習のやる気(のようにみえるもの)」よりも、今すべきことに没頭し、いつか訪れるかもしれない「英語学習のやる気」の方が良質なものである可能性もあります。時には「やる気は寝て待て」というスタンスで気長に構えてみましょう。

5)敢えて興味のないことに手を伸ばす(対処法⑮)

英語が嫌いという方には、「嫌いなものへの免疫作り」として逆に英語学習をお勧めしたいです。嫌いなものに挑戦することに意義があるので、無理に好きになろうとしなくて構いません。やりながら「だから英語は嫌いなのだ」と色々英語に突っ込んでみてはどうでしょうか?実際私も似たようなことを経験しました。家庭教師として算数や数学を教える上で、元々好きではない算数や数学の動画を観ていたときのことです。やはり数学好きが展開する講義は、どこかで数学嫌いを置いてけぼりにしているところがあり、私は動画に向かっていつも突っ込んでました。「いやいや、そこをすっ飛ばされて、方程式の暗記から入るなんて、数学嫌いの自分には無理。その方程式に至るまでの生成過程を見せろ!!!」みたいな感じです。もっともずっと動画を観ていくうちに、「そうやっていちいち”なぜ””なぜ”と問うから数学の授業でどんどん遅れてしまい、数学嫌いになっていったんだよな…」という振り返りもできました。いい悪いは別として、英語嫌いにも数学嫌いにも相応の事情がある。そのことを自分で受け止められるようになっただけでも嫌いな数学と向き合ったことは大収穫でした葛藤はあるとは思いますが、英語嫌いの方には、だからこそ一度英語をやってもらいたいところです。好きなことをやるのとは違う気づきや揺さぶりが体験できるはずです

「英語なんで嫌いなんだろう?」「英語どうして興味持てないんだろう?」という問いを取り上げた以下の記事もぜひ参考にしてください。

関連記事:英語好きにも参考になる~英語「嫌い」を解剖する

V. 英語の必要性もあり、やり方もわかるケース(グループD)

1.特徴とツボ

 

「英語の必要性もそれなりにあり、やり方もわかっている。だけど重い腰が上がらない」という状態への提案です。ちょうど仕事の締め切りにイメージが近いかもしれません。たとえばレポートAの締め切りが迫っているのに、違う仕事BだのCばかりやって、ぎりぎりまでレポートAに着手しないという経験はありませんか?英語学習に限って言えば、この打開策のヒントは、パソコンやスマホにあると思います。つまり上記図のように、まずはいつものようにパソコンやスマホをオンにして、いつものようにSNSをやったり、メール処理をする。そのついでにちょっとだけGoogle翻訳で英訳や和訳をしてみたり、英語の動画を視聴したり、英語のサイトに飛んでみる。飽きたらまたSNSなどに戻る。こうやって、英語学習の始まりと終わりの境界線をあいまいにしておくのです。逆に言えば、「今日は絶対2時間は英語学習するぞ」とか、「これから英語学習やらなくちゃ」という英語学習と他のこととの境界線を明確に引くと、「とはいっても、やっぱりあれやってからにしよう‥・」のようにいつまでも着手のタイミングを先送りにしてしまうことになります。

2.お勧めの対処法

1)英語以外のもっとやりたいことに突き進む(対処法⑯)

英語の必要性も自覚していて、やり方もわかっているのに腰が重いということは、純粋にやりたいことが他にあるということかもしれません。それであれば、その「英語よりももっとやりたいこと」に突き進んでいくのも一計です。英語が退屈な理由は枚挙に遑がありませんが、その中の一つとして、英語は表現技法に過ぎないため、表現技法の学習に興味が向かわないということが考えられます。「中学英語で伝えれば十分じゃん」「自動翻訳使えばほぼ理解できてしまうじゃん」「今の英語でもそこそこうまくやってるから、それ以上英語勉強する気にはなれない」あたりの理由もあることでしょう。表現技法と言う点では、パワーポイントもこれに通じるところがあります。「ま、ちょっとセンスはいまいちだけど、言いたいことは伝わっているからこれでいいじゃん」みたいな感じですね。ここは人それぞれのスタンスや価値観が根底にあるので、ここを色々変えようとか調整しようとするのは難しく、それなら英語の上に乗せる肝心のコンテンツに十分に時間を注げばよいのではないかと思います。大丈夫です。英語力を磨かなければならない時はいずれ訪れますし、そのときの学習法も知っているのですから、本格的に英語学習にリソースを注ぐのはその時が来たら考えればよいのです。

2)英語の逃げ道を徹底的に考える(対処法⑰)

例えば現在TOEIC600点の人の問題は、TOEICスコアそのものではなく、そのスコアではこなせない何かがあることが問題なはずです。ではその問題とは何かを考えたとき、解決策は自分がTOEIC700点を取ることだけとは限らないことが見えてきます。例えば、外部通訳への業務委託、社内バイリンガル人材とのチームワーク、自動翻訳の活用など、業務の円滑遂行を果たす方略は自分の英語学習以外にも色々あることがわかります。まずは、自分の現行の英語力のままで何をどこまでできるのか一度考えてみましょう。そうすることで、英語の問題や課題が思っているよりは深刻でないことが見えてくるかもしれません。

3)英語ができる人の英知を借りる(対処法⑱)

たとえば領域Aについて深く知りたいとしましょう。そして、その領域に関する日本語情報と英語情報があるとします。日本語情報はさておき、膨大な英語情報を自力で消化するには相当な時間と根気が必要です。そこで発想を変えてみましょう。自分以外の人で、英語を武器に海外情報をリサーチし、国内外情報から多角的に分析している識者が領域Aについて論述していたとしたらどうでしょうか?まずはその人の著述(書籍・ネット・論文・動画)などにアクセスした方が合理的ではないでしょうか?もちろん一人の識者だけではバランスに欠くので、他の識者の論述にも適宜アクセスするようにします。これが万全とは言えないまでも、自分で膨大な時間をかけて海外情報にアクセスするよりはかなり効率的だと思います。

では、そういう識者をどうやって見つけるか?

これは感覚的な話になってしまうのですが、ひとたび自分が英語学習を始めると、世の中の識者の言論に触れるとき、俯瞰性の高いものか、非常に狭い主観の世界に限定された論述なのかは感覚的にわかるようになります。あるいは国内情報だけでグルグル思考が回っている人なのか、世界情勢にまで目をいきわたらせて総合的に語る人なのかは割とわかるはずです。また、英語学習を通して、すでに上級語彙との格闘にも免疫ができているため、小難しい話や専門用語で一般人を煙に巻くようなトークにも過剰反応しなくなります。英語を学ぶ見えないメリットは、まさにこういうところにもあります。

4) スキットでイメージトレーニング(対処法⑲)

ビジネスに限定される話にはなりますが、巷のビジネス英語本を読む際、スキット上の様々な表現や新出単語は一旦脇に置いて、「~の場面ではこんな風に話が展開していくんだなぁ」と観察することをお勧めします。英語表現を覚えることから、話の展開のイメージトレーニングへと学習の質を変えてみるのです。この変換だけでも気分はかなり楽になります。「わあ長文ばっかりで、自分は到底真似できない」という感想は一旦脇に置いて、「ふむふむ、こういう流れで話せば、こういう結論にたどり着くんだな。日本語での仕事でも、この流れはちょっと意識してみよう」というようなイメージトレーニングに徹してみましょう。英語学習というニュアンスがほとんどなくなるため、ビジネス英語教本への苦手意識もだいぶ緩和されると思います。

5) まずは場所を変えてみる(対処法⑳)

どれほどやる気が出なくても、何とかして英語学習に着手したい。

最後のアドバイスです。図書館、喫茶店、ファミレスなど「勉強を促進する場所」にとにかく足を運んでみましょう。その際、一つの教材に行き詰まったときに速やかに気分転換ができるよう、教材は複数持参するのがお勧めです。もちろん、英語以外に勉強したい本、読みたい本を持参して構いませんし、そちらから学習や読書を始めても構いません。何よりも、英語学習のために、自分の足でその場所に赴いたということが素晴らしい第一歩です。もしかするとランチだけ食べて終わるかしれないし、英語以外の勉強に終始するかもしれれません。それでもいいから、まずはその場に実際に行くこと。これは私自身がよく実践していますし、「やる気ないモード」脱却には効果てきめんです。つまり、自分の中からやる気を起こすのではなく、場所という環境に身を置いて、外からやる気をもらうという発想です

 

いかがでしたでしょうか?

「英語学習のやる気が出ない」

これは非常に厄介でかつ壮大なテーマです。しかも万人向けの共通解があるわけでもなく、最終的には各自が自分の事情に応じて探し当てるものです。20個の対策の中からそれが見つかることを願いつつ今回の記事を書きました。仮に20個の中に見つけられなかったとしても、「自分はそうじゃないんだよな…」と突っ込みをいれながら読んでいけば、自分オリジナルの方略がいつか見つかるはずです。やる気が出ないときも出るときも気長にライトに英語学習を楽しんでいってもらえたらうれしいです。

 

 

 

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